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ようやく雪組見てこれました。
新生雪組、見ごたえがあった!
組子の熱が半端ないし、音楽もいいし、なにより歌唱力がすごい。「新生」にかける組子の意気込みがビシバシ伝わってきましたよ。


開演前の幕のあの斜めの線、何なのかと思ってたら、なるほどギロチンなのね。赤い色もあって、あれがさっと光った時、伏線が回収されたような、ロビペの世界観の象徴がこれなんだ!となんだかすっと胸に入ってくるような感動すらありました(若干おおげさ)

1回しか見れてないんであまり深いところまでは理解できてないかもしれないけど、今回のロビペのテーマってなんなんだろうと考えた時、ま純粋さゆえの破滅とか、自分でもわかっていながらどうしようもなく止められない止めたい止まりたいでも止められないみたいな人間の弱さとか、そういうのがわかりやすい解釈なんだろうなとは思うものの、じゃあ生田先生が描きたかったものはなんだろうという観点で見たら、光の道に連れ戻そうとするまっすぐな熱い男と闇の道に堕とそうとする暗く深い情熱の男の間で揺れ動く、ダークヒーローだいもん(望海風斗)の姿だったんじゃないかなと。

だいもんのダークヒーローを見たい気持ちも、二人の男の間で揺れ動く姿が見たい気持ちもわかるけども、生田先生の心の中の乙女が漏れ出すぎて、若干真彩ちゃん(真彩希帆)がとってつけたような役になってる気も…。
歴史物のオリジナルキャラってそういうものかもしれないけどね。

真彩ちゃん、復讐を遂げたいのか、革命を止めたいのかどっち?あとはどうなってもいいなら初めに合った時に刺しとけよと思ってしまったんですが、貴族がボロボロになりながら生き延びてきて、自分でも本当はどうしたいのかがわからないってのがリアルなところかもしれないなー。復讐が本当にしたかったわけではなく、周りに誰もいなくなってしまった自分の心の叫びを誰かに訴えたかったのが一番で、ロビペに本心の一部を話してしまったことで、関係性が変わってしまったと思うと切ない。
誰か、別の普通に生きる普通に良い人が、初めに嘆きを叫びを聴いてくれたなら、残る人生を平穏に送れたかもしれないのに。

「私の名前はマリー=アンヌ」みたいな自己紹介ソングがすげーミュージカルっぽくて、ちょっと笑っちゃいましたが(^_^;)


咲ちゃん(彩風咲奈)が男臭くてびっくりした!
今まであまりそういうイメージがなかったんだけど、仲間から追放される場面、だいもんと対峙する場面、食器をかなぐり捨てる激情、初めから処刑される覚悟でだいもんに魂をぶつけていた姿、自分の中の彩風咲奈像が覆されるくらいの熱量の男っぽさで、とてもカッコよかったです。
立場が人を作るといいますか、正式に2番手になったという責任もあるのかな。
ちぎさん体制の時より存在感が増して、それが単なる出番の多さということにとどまらない咲ちゃん本人からの圧によるもので、新生雪組の基軸だと思いました。
(もしくは、ネモ船長を乗り越えたことでの覚醒かw)


本公演では初めて見るあーさ(朝美絢)の雪組生としての舞台。
細かいことはわかんないけど、月組の時よりも成長したように思えて、あーさの組替えは寂しかったけど、これはこれで良かったんだな、とよくわからない立ち位置の感想が(笑)
お芝居での一番初めの歌があーさのソロからで、そこも「おおっ!」と嬉しい喜び。

あーさの美しさがこれでもかと活かされた役で、それも良かったなーと。あーさは当然昔から変わらず美しかったわけですが、(本公演の)作品上で美しいということの説得力に意味があり、また自分が美しいことを理解し利用している役柄は初めてだったのでは。
こんなに美しい秘密警察が、ベトナムの革命闘士が、ホテルマンがいるか?と過剰な意味が付与されてるような深読みをしかねなかったけど、こんなに美しい革命の大天使はいるよ(笑)

そんな美しい革命の大天使の目が素晴らしく美しかったですね。(二重言葉)
ダントンたちが処刑された時のニヤリとした目、真彩ちゃんが止めようとしてる時の静かな怒りまたは侮蔑に満ちた目。
冒頭に書いたことにもつながりますが、今回生田先生はあーさにだいもんをあすなろ抱きさせたかっただけだと思うw 2018年にあすなろ抱きて。サン=ジュストはヤンデレ襲い受け。


そのほかピンポイントな部分。

・ガブリエルって誰?と混乱してしまったけど、女性名でもあるのね。ひらめちゃん、すまん(笑)
朝月希和、彩みちる、星南のぞみ、野々花ひまりといった、若手有望娘役陣が、それぞれみんなスポットで目立つ配役だったのが組体制の深さが感じられて良かった。豪華な起用。

・新聞売りのしゅわっち(諏訪さき)が、市井の人間と宝塚のスターのすごい良いバランスの魅せ方で、なんだかグッと来た。

・翔くん(彩凪翔)のロラン夫人が、安易なお色気や悪女担当ではない、知性がある女性を演じられてたのが良かった。そしてそんなロラン夫人すら掌で転がす夏美さんの黒幕感。こういうラスボスっぽさは専科じゃないとできないよなー。

・退団公演でもあるコマさん。イかれた人間や自らの正義だけに燃える人間が多い中、この真っ当な人間っぽさがコマさんの持ち味で、革命の中心にいたのが特殊な人間だけではないというテーマのにもつながってるよね。

・ダントンからマリー=アンヌに移り変わる劇中劇が、現実と妄想のはざまを表現する舞台特有の表現っぽくて好き。

・「ひかりふる路~」ってだいもんが歌いながら銀橋を渡ると、また銀橋にも光がパッとつく演出も綺麗だった。

・「声なき声」の歌詞に「1789」を思い出すが、作品時代近すぎるのにそれはいいのか?(笑)


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