原田センセーということで、正直あまり期待してなかったんですが(笑)、初見でどう話が展開していくの??とドキドキしながら楽しめるくらいには面白かったです(どんだけハードル下がってたんだw)

映像の使い方も綺麗だったし、大階段を使った映画館の演出にも「おぉっ!」となったし、星空もロマンティックだったし、なにより最後の列車も舞台の先に続く長い線路が見えるような印象的なセットだった。
そんな綺麗で効果的な舞台演出だったのに、総合感想が「まあまあ」なのがダーハラ節のなせる技か。
なんつーか、登場人物の話すことが説明台詞すぎるんだよなー。見ればわかるっちゅーに、というか。

あと、映画に情熱を燃やす紅ゆずるが、運命的に女優・綺咲愛里を出会い、映画界の大物プロデューサーと敵対するっていう話、今年の初めにも夏にも見た記憶があるんですが(^_^;)
現代的な可愛さのあーちゃんに女優役を振りたくなる気持ちはわかるんだけど、組子が前の公演、前の前の公演で演じた役まで考えてかぶらないようにするという小池御大の言葉を書にしてトイレの壁にでも貼っといたらどうかしら、と無責任なアドバイスをしたくなるw
映画に情熱を燃やす紅さんが、最後に相手役とともに旅立っていくってとこは、サヨナラ公演だったらピッタリだったんじゃないかなー。

それとこれはダーハラ先生が、ってことじゃないけども、宝塚でナチスを扱うってのも難しいよね。話に出てくることは別にいいし必要以上の自粛は不要だけど(それでも鉤十字はいらなかったと思うが)、「宝塚」の「スター」が演じる以上、どうしてもカッコいい存在になっちゃうのがね。難しいよね、そこは。生徒も役を配された以上、ファンのためにも悪役としてカッコよく演じる義務があるだろうし。


全体的なとこはそこまでにして、スターさんについて。

当初「ベルリン、わが愛」というタイトルとあらすじが発表された時、もっと抑えた内省的な姿を見れるかと期待してたんだけど、結局いつもの紅さんだったね(^_^;)
いやこれも紅さん本人じゃなく、脚本の問題なんだけど、せっかくのトップとして初のオリジナル本公演なんだから新しい姿が見たかったなーというのが正直なところ。おそらく次の落語が「ザ・紅ゆずる」なキャラクターになるんだろうし。
とはいうものの、おちゃらけた軽い人間のようにでいて、実はその内にある情熱とひたむきさを持つ人間像を演じさせたら紅ゆずるの右に出るものはいないわけで。う~ん。。。

夏樹れいさん演じるショー歌手に、当時の世相等々を考え見ても「黒人なのに」とか「黒人でも」とかそういった観点からでは一切なく、ただただ素晴らしいものは素晴らしいと礼賛しているまっすぐさを感じられる紅さんのやり取りはすごく良かったなーと思いました。

夏樹さんも退団が女役だけど、「歌のある役」ではなく「才能のある歌手の役」として大々的にスポットを浴びて歌を披露できる役で完全燃焼できたんじゃないかな。最後にちょびっとだけ男役もあったし。
夏樹れいさん、星組観劇の際に楽しみにしてる人の一人だったから寂しいけど、最後まで素晴らしい歌手でした!


あーちゃんは、レビューガールの中の一人として登場で、「え、センターでもないけど、これ綺咲愛里!?」と自分の目を疑いながらも見てたんですが(笑)、こんな風にたくさんの娘役の中に交じっても目を引く可愛さで、大勢のレビューガールの中から映画女優として抜擢されるのに説得力を持たせられるのがさすが!
スクリーンに大写しになっても可愛いし。

でも、自分がレビューガールの中から女優を抜擢するなら、星蘭ひとみちゃんかな。星蘭ちゃんもどこにいてもすぐにわかる美しさ…。
このレビューガールからのシンデレラストーリーを成立させるためにも、新公ヒロインが星蘭ちゃんだったのが納得だわ。(新公用に映像も取り直してたのかしら??)

音波みのりさんも、今回の過剰とも言える演技が紅座長ともマッチしてて、清涼剤のようでした。わかりやすい悪女、好きよ。


琴ちゃん(礼真琴)が可愛かった!
お友達役ってあんまり美味しくないことが多いんだろうけど、琴ちゃんに限っては悪役よりもお友達役とか「こうもり」の時みたいな役の方が魅力にハマるのかも。
もっと歌わせてやって!とは言いたいけど、くらっち(有沙瞳)とのやりとりもこれまた可愛かったし、下級生の時みたいな琴ちゃんの可愛さにフィーチャーした役をまたやってほしいなー。
弟分じゃなくて、本当に紅さんの弟役がみたいです。


逆に、まさお時代にお友達役が多かったかちゃ(凪七瑠海)が、ナチスという前述のやりにくさもあっただろう中、すごく宝塚の男役としてカッコよかった!歌も上手くなってた!
スタイルもいいし、やっぱりかちゃって正統派の男役の魅せ方ができる人なんだなーと感心しきり。
本人の良さもあったし、役の異質さとして専科が求められた部分もあるだろうし、今回の「ベルリン」が「いつもの感じ」とは一味違う出来になったのは、間違いなくかちゃの功労があるよね。
中日は行けないけど、専科デビューまで時間が空いた分本公演・別箱問わずガンガン出てほしいな。


せおっち(瀬央ゆりあ)、そこまで大きい役ではないけどピンポイントで目立つ役だし、役者として飛躍していく役どころだし、「今後ドンドン上げていきます」感があって頼もしい。


最後にどうでもいい話ですが、紅さんらが所属する映画会社の名前がUFA。おう、Crazy完全なアップフロントエージェンシー…。
(ハロプロの事務所の名前だよ☆)
UFAならクソ事務所なのも大納得ですw


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