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既に千秋楽から10日以上経過し、話題の波に遅れてる気もしますが(笑)、引き続きファラオの墓の話。
まず今日はメインどころの役だったメンバーについてを。


W主人公といってもいいサリオキスとスネフェルの役替わりだった3人、その中では石田亜佑美のスネフェルが物凄く良かった!
スネフェルの激しさ、冷たさだけじゃなく、ナイルキアと出会って心惹かれていく暖かな描写も丁寧で、スネフェルという二面性のある人物が無理なく自然に受け止められた。
冷酷さ、激昂、優しい微笑み、絶望と希望と未来と過去。なんかよくわかんないけど(笑)、そういったスネフェルの魅力が詰まってた。

だーちゃんは視線が良いよね。
ケス大臣を睨みつける時も、ナイルキアを暖かく見つめる時も、視線の力と熱を感じられて、しかもその視線が相手役に向けられてるだけじゃなく、会場全体にもビジバシ届いてる。
明るい賑やかし役や、気のいい少年役が多かっただーちゃんだけど、いつの間にこんなにシリアスな役を真正面から演じきれるくらいの役者になったんだ!

だースネフェルの「太陽の神殿編」は、「月の砂漠編」よりも後に観劇したんだけど、さすが「太陽」とサブタイトルつけられてるだけあって、「あ、こっちの配役がA面だわ」とだースネが出てきて即思ったもん。

男役としても、しっかり研究してきたんだろうなってものあるし、そもそも素養として合ってる部分もあるだろうけど、今回の娘。メンバーでは、だーちゃんと加賀楓だけがちゃんと男役だったと思う。

なんかそれくらい今回の舞台の成功は、だーちゃんの感張りのおかげによる部分も大きかったと思う。
スゴイ!来年からの舞台も、だーちゃんがいれば心配ない!
かも。


ここ数年舞台の中心だった工藤遥も娘。としては「ファラオの墓」がラスト。
工藤もスネフェルよりは、まっすぐでキラキラして自然に人を引き付けるサリオキスの方が明らかに適任だったと思うので、そういう意味でも正は「太陽の神殿」かな。

まあ、でもしつこいけど、最後の舞台くらい女役で見たかったよね(´・ω・`)
正直自分は工藤の演技が他のメンバーと比べて取り立てて優れているとは感じてないんだけど、それってやっぱり男役ばっかりやらせてることも大きいと思う。
前も言ったかもしれないけど、個人的な工藤の魅力って、「口では男だぞーとか言っときながら、見た目も言動もただの可愛い女の子」ってとこだと思うので、ボーイッシュキャラでいることと、本当に男としての役をやらせることは全く別で、近年の娘。舞台では工藤の本当の良さが引き出せてないんじゃないかなーなんて考えてるのです。

「続・11人いる」もタダよりフロルの方が絶対合ってたと思うし、もっと言えば演技が一番自然に感じられたのも「ごがくゆう」の時だったような。

パンフレットでも、配役が決まるまでは工藤本人もナイルキアがやってみたかったって考えてたみたいだし、本人もその辺り自覚してるんじゃないかしら。
ましてや、女優になろうとしてるわけだしさ。
一定のそういう需要があるのはわかるけど、表面上の男役の経験ばっかり積ませて、事務所はどうするつもりなんだろね。

あ、長々書いてきましたが、工藤本人への不満は一切なく、娘。の舞台の立役者であったことは間違いのない事実。
スキル自体に足りないとこがあっても、私が舞台の主役なんだという情熱・エネルギーに溢れ、それこそがアイドルがやる舞台が輝く唯一の理由だとすら思えるくらい。
普段の娘。の曲でメインボーカルを張ることのない工藤だけに、そこでため込んだパワーをぶつけられる場所があったことも大きいんだろうな。

演劇女子部の顔、お疲れ様でした。
娘。卒業しても、演劇女子部の舞台を、今度は普通の女の子役で工藤主演でやってくれないかな。舞美となっきーと工藤の3人姉妹的なさ。


もう一人のサリオキス役、小田さくら。
小田ちゃんも、工藤とは違う意味で骨の髄まで女だと思うので(笑)、男役似合わないよなーと思いつつも、その弱点を完全に力技でねじ伏せるさすがのスキルには感服するしかない。
サリオキスの衣装も多分工藤を想定して作ったんだろうなってくらい似合ってなかったけど(笑)、それすらも歌唱力で納得させてしまう説得力。

工藤のサリオキスは1回会っただけのアンケスエンだし、頭の中で理想化させて恋に恋する少年っぽくもあったけど、小田ちゃんのサリオキスはもっと実際の熱をもった、実在する存在としてのアンケスエンへの感情って感じがして、小田ちゃんのウエットが上手く出てたなーと。


そして、なんといっても今回の舞台の白眉は野中美希ですよ!
配役発表前は、ナイルキアはチェルと真莉愛で役替わりかなーと思ってたけど、まさかチェルがシングル!その抜擢に十分以上に応えた好演でございました。

チェルってどうしても真莉愛と比較したら野暮ったさがある部分は否めないんだけど、そこが逆に地に足が着いた存在感につながるし、思い詰める切ない表情が映える。
(真莉愛はリアリティのない美人だから、案外役を選ぶタイプなのかも)

兄に、スネフェルに、メネプ神官に、アンケスエンに、もう全方位で思い悩み続ける姿が切なすぎて、この物語が悲劇でもありある意味ハッピーエンドでもある結末に昇華できたのは、一重にチェルのおかげで、今の娘。ではこの役割チェル以外にはできなかったんじゃないかとすら思う。

初めて練習したというハープの演奏も、素人目には本当に初めてなのかもわからないくらいの出来栄えで、今熱くなってるチェルの魂を感じましたよ。(大げさ?ポエミー!?ま、それくらいチェルが良かったってことです!!)

チェル見てると、秋ツアーも楽しみになるなあ。


ということで、その他のキャストはまた次回。


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